2014年の小林花祭りに行ってきました。
私は嫁と共に朝4:00時に豊川市の自宅を出発。途中で頼まれていた買い物をして、6:30頃に小林に到着しました。おかげで、何時もは見ることができなかった、面が運ばれるところを見ることができました。
小林諏訪神社
宮人と名古屋大学の人達で面や神事に必要な物を運び入れます
さて、当日の私のお仕事は座見番(接待係)ですので、昼近くまで仕事がありません。
取り敢えず、仕事を探して奥にいくと、「調理の手伝いを」とのことでしたので、大根の茹で係をすることになりました。小林の接待では、お酒、漬物、けんちんを出すのですが、そのけんちんで使われる大根です。しかしすごい量。こちら三河放送局で、過去2回放送させていただいた、
ヤブデマリの里を造成中の片桐さんが、ぶつぶつ言いながら皮をむいていました。何しろ、数が半端ではありませんからね。
片桐さんが造成している小林のヤブデマリの里
これで大根を煮ます
皮をむく片桐さん
大根はこちらで切られます
最終的に、この鍋で5配分をゆでました
この準備をしている最中に、祭は開始されました。
最初は、神部屋、屋外、神座、舞庭を利用して神事が行われます。この神事で、神々を迎え入れを行なうのです。もし、祭に興味がある方は、舞だけでなく、是非ここから見ていただき、神を迎え入れる、神と共に舞い、神を送り出す流れも見ていただきたいですね。そうすると、祭としての花祭が見えてくると思います。
因みに、大根がなかなか煮えないので、時々抜け出して撮影した写真がこれです。注釈は...間違っていたらごめんなさい。何しろ、ちゃんと見ている暇が無いものですから...。
滝垢離
天の祭り
辻固め...何時もニコニコしている太夫が真剣な表情です
しめおろし...だと思う
釜祓い
この間も、大根をゆでる作業は続いています。
今年は、この時間帯で10℃を超す暖かさだった為、防寒対策をしてきた私は汗だく。しかも、薪をくべたり、灰汁抜きしたり、釜に入った灰を取ったりで、腰は痛くなるし...すでにお疲れモード。これを、小林地区の私より大大先輩が行っているのだから、祭を続けると言うのは大変なことです。
今回、初めて手伝いをさせていただきましたが、私の様な人間がもっと増えれば、小林の方々にも、もっと花祭を楽しんでいただくことができるのにと思いました。
その為には、「花祭が好きだから、もっと続けてもらう為に裏方やりますよ」と言ってくれる人を増やさなければなりませんね。
私も20:30頃からは、舞庭で楽しませていただきましたが、来年からは、最後まで裏方でも良いので、まずはこの地区のお年寄りに楽しんで頂きたい。そんな思いを持ちました。
さて、大根がゆで終わったので舞庭へ行くと、楽の舞が始まりました。外では、花祭売店の準備も進められています。よく見ると、あら!!なんか立派なパンフレットができています。あと、今年はテッシュも配ったのですが、そのティッシュにはQRコードが付いており、そこから、いいじゃんKOBAYASIのfacebookページにもアクセスできる様になっていました。素晴らしい発想です。それも、考えたのは若い人では無いってところがすごい!!
楽の舞
小林の花祭りのパンフレット
11月29日に、東山動植物園で、出花があるそうです
ぼちぼちお客様も来られてます
さて、花祭茶屋について書いておきましょう。
花祭茶屋は、お腹を空かした人達の憩いの場です。ビール、酎ハイ、お茶、コーヒーなどを売っていますので、日本酒以外の飲料が欲しい方は、こちらで手に入れることができます。また、カレーライス、おでん、焼き鳥、カップラーメン等の食事も充実してますから、昼飯、夜飯も取り敢えず現地調達可能です。
お見舞いを下さった方には、接待部屋での接待券がつきますが、それ以外の方や、お酒を飲まない方にとっては、ここが唯一のお腹を膨らます場所となります。因みに、一番近くのコンビニは中設楽のサークルKで、車で20分くらいかかりますよ。
尚、小林では、お酒は出していますが、飲酒運転は固くお断りしています。小林集会所(旧小林小学校)を仮眠所にしていますので、運転手の方が飲んでしまった場合は、こちらでアルコールが抜けるまで仮眠をしていただくことを推奨します。
あっ、花祭茶屋の営業中の写真撮るの忘れた...。
実は、この後はトイレとかで抜け出す時以外、ずっと接待部屋にいたものですから、写真もまばらなのです。
花祭茶屋では、焼き鳥、カレー、カップラーメン、おでんなどが購入できます
あと、見舞いのお礼についてもご紹介いたします。ポイントは、先ほど紹介したパンフレットとお弁当(巻き寿司と稲荷寿司)。実は、この弁当にもQRコードが付いていました。やるね!!
今年のお礼は、お札、お礼状、升、お弁当、パンフレット、 出花のちらし
小林パワー恐るべし!!皆さん、是非ファンクラブへ!!
この頃調理場では、私が茹でた大根からけんちんの支度が行われていました。ここからは、炭火でことこと炊きこみます。この方達、この後は接待の給仕もしてくれるのです。つまり、10時間くらい仕事しっぱなしってことなのです。
お祭りって、我々よそ者からすると、どうしても表の一面しか見ることができませんが、太夫、宮人、囃し方、舞い手の他、こういった裏方がいて、その方達のおかげで飲んで騒ぐことができるのです。去年、ここでつぶれるまで飲んでいた自分が恥ずかしい...ご迷惑をおかけしました。
この位置での調理は大変
さて、この調子で書くと、いつまでたっても終わらないので、一端ここで切らせていただきます。続きは、四つ舞、湯囃子で痛めた腰が治ってからってことで。